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首相が国外逃亡のバングラデシュ、Grameenphoneの創業者が首席顧問に



バングラデシュで同国の移動体通信事業者(MNO)であるGrameenphoneの創業者のひとりが暫定政権を率いる首席顧問に就任する見通しであることが分かった。

大規模な抗議行動などで不安定な状況が続くバングラデシュではシェイク・ハシナ・ワゼド氏が首相を辞任してインドに国外逃亡した。

なお、バングラデシュでは大統領職も存在するが、バングラデシュの大統領は象徴的な存在にとどまる。

バングラデシュのモハンマド・シャハブッディン大統領は暫定政権の首席顧問としてムハマド・ユヌスを指名することを決めた。

ムハマド・ユヌス氏はGrameenphoneの創業者のひとりで、首席顧問に就任する意向という。

Grameenphoneの創業者のひとりが混乱するバングラデシュで暫定政権を率いることになる。

Grameenphoneはノルウェー国有のTelenorとバングラデシュのGrameen Telecom Corporationが設立した合弁会社である。

ムハマド・ユヌス氏はGrameen Telecom Corporationの創業者で、Grameenphoneの設立にも中心的な役割を果たした。

Grameenphoneに対する持株比率はTelenorの完全子会社でノルウェーのTelenor Mobile Communicationsが55.8%、Grameen Telecom Corporationが34.2%、浮動株などが10%となる。

TelenorはGrameenphoneの株式の過半を保有しており、Grameenphoneを連結子会社と位置付ける。

Grameenphoneは加入件数を基準にバングラデシュで最大の移動体通信事業者となっている。

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