日本向けのGalaxy Z Fold6とGalaxy Z Flip6はn40に対応、技適で確認
- 2024年08月13日
- Android関連, docomo-SAMSUNG, KDDI-SAMSUNG
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SC-54E」、「SC-55E」、「SCG28」、「SCG29」、「SM-F741Q」、「SM-F956Q」に係る電波法に基づく工事設計認証の情報が掲載された。
SC-55E、SCG28、SM-F956QはGalaxy Z Fold6の型番で、SC-54E、SCG29、SM-F741QはGalaxy Z Flip6の型番に該当する。
いずれも正式に発表しており、販売を開始しているため、通信方式および対応周波数を含めた詳細な仕様も公開されているが、第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式の対応周波数にFR1のn40は含まれていない。
しかし、TD-5G-NR(Sub6帯)用陸上移動局に該当する証明規則第2条第11号の30に規定する特定無線設備として2.3GHz帯でも工事設計認証を受けたため、ハードウェアとしてはn40に対応することが分かる。
n40は中心周波数が2340~2360MHzかつ帯域幅が20MHz幅もしくは中心周波数が2350MHzかつ帯域幅が40MHz幅で利用できる。
公式な仕様では製品としてはn40に対応していないため、ソフトウェアの制御で無効化していると思われる。
2.3GHz帯はKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)が割当を受けており、NR方式を導入してn40として運用する。
日本向けのGalaxy Z Fold6およびGalaxy Z Fold6はハードウェアとしてはn40に対応しているため、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone Companyがn40の展開を本格化してからソフトウェアのアップデートを通じて有効化すると考えられる。
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