JTOWER、5G対応ガラスアンテナをインフラシェアリングで運用開始
- 2024年08月14日
- 携帯電話総合
JTOWERは商用環境でAGCが開発した第5世代移動通信システム(5G)に対応したガラスアンテナの運用を開始したと発表した。
これまでに、JTOWERはAGCがNTT DOCOMOの技術協力のもとで開発を進めている5Gに対応したガラスアンテナのインフラシェアリングにおける活用に向けた実証に参画しており、商用化に向けて取り組んできた。
東京都新宿区に所在する新宿三丁目イーストビルではガラスアンテナをJTOWERが開発した5Gに対応した共用装置と接続して商用で運用を開始したという。
商用環境でガラスアンテナをJTOWERの5Gに対応した共用装置と接続して運用する事例は初めてとなる。
ガラスアンテナは板状で無色透明であるため、主に景観への配慮が必要な場所に設置することを想定している。
インフラシェアリングでガラスアンテナを活用することによって、景観への配慮が必要な場所でも効率的な5Gの整備を期待できる。
ガラスアンテナおよびJTOWERの5Gに対応した共用装置はともにサブ6GHz帯(Sub6)の周波数に対応する。
そのため、5Gの無線方式であるNR方式をサブ6GHz帯の周波数を中心として定義されたFR1のNR Bandで運用することになる。
なお、JTOWERでは2020年に5Gに対応した共用装置の開発を完了した。
日本各地で5Gに対応した共用装置の導入を本格化しており、導入物件数は2024年3月末時点で124件に達しているという。
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