Pixel 9シリーズの衛星SOSで利用するSkyloのIoT-NTN、日本のエリア化は2024年に
- 2024年08月22日
- Android関連
米国(アメリカ)のGoogleが発表したスマートフォン「Pixel 9」、「Pixel 9 Pro」、「Pixel 9 Pro XL」、「Pixel 9 Pro Fold」は衛星通信を利用する衛星SOSに対応した。
衛星SOSは米国のSkylo Technologiesと協力して提供する。
商用化の時点ではアラスカ州とハワイ州および海外領土を除く米国に限り利用できる。
Skylo TechnologiesはNB-IoTをベースとするIoT-NTNを運用しているため、衛星SOSで利用する衛星通信はIoT-NTNとなる。
衛星SOSを提供するためにはSkylo Technologiesが運用するIoT-NTNのエリア化や制度整備などが必要である。
Skylo Technologiesの公式ウェブサイトではIoT-NTNのカバレッジを公開しており、北米(北アメリカ)と欧州(ヨーロッパ)がエリアとなっている。
日本はエリア化していないが、一部の地域を除いて間もなくエリア化する地域に含まれる。
Skylo Technologiesが運用するIoT-NTNは英国(イギリス)のRCD 2023がBullitt Satellite Messengerとして提供しており、RCD 2023もカバレッジを公開している。
RCD 2023が公開したカバレッジでは一部の地域を除く日本は2024年にエリア化する地域に含まれるため、Skylo Technologiesが運用するIoT-NTNのエリア化自体は2024年中に行うと考えられる。
当初、一部の地域を除く日本は2023年第4四半期にエリア化する地域に含まれていた。
そのため、日本のエリア化は当初の計画から遅れている模様である。
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