中国移動香港、香港初の移動基地局車を導入
- 2025年01月03日
- 海外携帯電話
中国のChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)の子会社で香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Hong Kong (中国移動香港)は移動基地局車を導入したと発表した。
香港特別行政区では2024年10月1日に中国の建国75周年を祝賀する花火大会を開催しており、China Mobile Hong Kongは花火大会に合わせて移動基地局車を初めて配備したという。
移動基地局車を配備した場所は油尖旺区の尖沙咀と公表している。
China Mobile Hong Kongが公開した画像からはStarbucks Coffee (Avenue of Stars)の北側の梳士巴利道に移動基地局車を配備したことが分かる。
移動基地局車にはセクタアンテナや中国のHuawei Technologies (華為技術)製のMassive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置を搭載していることも確認できる。
Huawei Technologies製のMassive MIMOに対応したアンテナ一体型無線装置ではサブ6GHz帯(Sub6)のTDDの周波数で第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を運用したと思われる。
China Mobile Hong Kongによると通信速度の実測値は下り380Mbps、上り30Mbpsを記録したという。
2024年の旧正月に開催した花火大会で測定時の結果と比較して高速な実測値を記録しており、移動基地局車の配備は混雑した環境下で有効であることを強調している。
移動基地局車の導入および展開は香港特別行政区の移動体通信事業者としては初めての事例となった。
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