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レバノンの携帯電話事業者、停止した基地局の過半数を復旧



レバノンの移動体通信事業者(MNO)はレバノン情勢の影響で停止した基地局の過半数を復旧したことが分かった。

レバノンでは2023年10月7日以降にイスラエルと国境を接する南部地域を中心としてレバノン各地でレバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織とイスラエルが衝突しており、レバノンの移動体通信事業者が保有および運用する携帯電話用の基地局が損壊する事案が発生している。

レバノンの移動体通信事業者はMobile Interim Company 1 (MIC1)およびMobile interim company no.2 (MIC2)の2社である。

Mobile Interim Company 1はAlfaとして、Mobile interim company no.2はtouchとして携帯通信事業を行う。

2024年11月27日までにMobile Interim Company 1では141局、Mobile interim company no.2では190局の基地局が衝突の影響を受けて停止した。

レバノンの電気通信大臣は復旧の進捗を開示している。

2024年12月4日までにMobile Interim Company 1では79局、Mobile interim company no.2では126局を復旧したという。

復旧率はMobile Interim Company 1では約56.0%、Mobile interim company no.2では約66.3%、2社の合計では約61.9%と両社とも停止した基地局の過半数を復旧したことが分かる。

電気通信大臣はレバノンの困難な環境で基地局の復旧に努めたとしてMobile Interim Company 1およびMobile interim company no.2の技術陣の努力を高く評価すると表明している。

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