楽天グループが出資するAST & Science、トルコでVodafone Telekomunikasyonと試験

Tweet

米国(アメリカ)の政府機関で電気通信分野などの規制を司る連邦通信委員会(Federal Communications Commission：FCC)は同国のAST SpaceMobileの完全子会社で同国のAST & Scienceに対してトルコにおける衛星と携帯端末の直接通信に係る特別臨時許可を付与したことが分かった。

トルコではAST & Scienceが英国(イギリス)のVodafone Groupの完全子会社でトルコの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Telekomunikasyonの周波数を用いてSupplemental Coverage from Space (SCS)の機能を試験できる特別臨時許可を取得している。

Supplemental Coverage from Spaceは携帯通信技術による衛星と携帯端末の直接通信のことである。

AST & ScienceはトルコでVodafone Telekomunikasyonの周波数を用いて衛星と携帯端末の直接通信の試験を行うことになる。

周波数は900MHz帯を使用する。

1搬送波の帯域幅は1.4MHz幅、3MHz幅、5MHz幅、10MHz幅で運用できる。

トルコではデュズジェ県のサマンデレ滝周辺で衛星と携帯端末の直接通信の試験を行う計画である。

AST & Scienceの親会社であるAST SpaceMobileにはVodafone GroupやRakuten Group (楽天グループ)などが出資している。

AST & ScienceはVodafone Group傘下の移動体通信事業者としては英国のVodafoneとも衛星と携帯端末の直接通信の試験を行う。