NEC、インドのTejas NetworksにMassive MIMO装置技術などライセンス供与
- 2025年02月08日
- 海外携帯電話
![](http://blogofmobile.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/03/docomo5g-otsu-220x165.jpg)
NEC Corporation (日本電気)はインドのTejas Networksと技術協力契約を締結したことが分かった。
Tejas NetworksはNEC Corporationと2025年2月7日付けで技術協力契約を締結したと開示している。
契約分野は世界の通信業界向けの高度な無線技術の開発に関する協力である。
契約上の事業運営範囲は高度な無線アクセスネットワーク(RAN)およびコアネットワークに関する技術となっている。
契約の重要な条件として第5世代移動通信システム(5G)以降の標準技術の開発および高度な通信ソリューションの開発で両社の専門知識を活用するほか、技術協力の一環でNEC CorporationからTejas Networksに対して商用環境で実証されたMassive MIMO (大規模MIMO)に対応した無線装置や第4世代移動通信システム(4G)および5G向けコアネットワークに関する技術のライセンスを供与することが定められている。
これまでに、Tejas Networksではシングルバンド、デュアルバンド、Massive MIMOに対応した無線装置を含めた5Gの製品の開発を進めている。
他方、NEC Corporationは日本および世界の顧客に対して無線装置などの製品を設計および製造しており、Massive MIMOに対応した無線装置やソフトウェアベースのコアネットワークは過去数年間で複数の通信事業者が導入した実績がある。
Tejas NetworksはNEC Corporationの技術を商用環境で実証された成熟した技術と評価しており、NEC Corporationと締結した技術協力契約によってTejas Networksが進める5Gに関する取り組みを補完するとともに、目標の達成に向けた取り組みの加速に貢献すると期待感を示している。
なお、Tejas NetworksはインドのTata Sonsの連結子会社である。
Tejas Networksに対するTata Sonsの持分比率は55.6%となっている。
スポンサーリンク