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京セラがO-RU Allianceを設立へ、韓台印の6ベンダが参加



KYOCERA Corporation (京セラ)はO-RU Allianceを設立すると発表した。

2025年3月3日に設立する予定で、当初は韓国のHFRおよびSOLiD、台湾のAlpha Networks (明泰科技)、Microelectronics Technology (台揚科技:MTI)、Wistron NeWeb Corporation (啓碁科技:WNC)、インドのVVDN Technologiesが参加することが決定しており、参加するベンダは順次拡大する計画である。

第5世代移動通信システム(5G)の基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)は主に集約装置、分散装置、無線装置で構成される。

HFR、SOLiD、Alpha Networks、Microelectronics Technology、Wistron NeWeb Corporation、VVDN TechnologiesはO-RANフロントホール仕様に準拠した無線装置であるO-RUを開発および提供するベンダとなる。

KYOCERA CorporationではO-RANフロントホール仕様に準拠した集約装置であるO-CUおよびO-RANフロントホール仕様に準拠した分散装置であるO-DUを開発する。

KYOCERA Corporationが開発したO-CUおよびO-DUとO-RU Allianceに参加するベンダから調達したO-RUを組み合わせ、KYOCERA Corporationがシステムソリューションとして通信事業者に提供することになる。

なお、O-RANフロントホール仕様はOpen RANの仕様策定を推進する標準化団体でドイツに本部が所在するO-RAN ALLIANCEで策定したフロントホールインタフェースの標準仕様のことである。

従来の無線アクセスネットワークのように集約装置、分散装置、無線装置を単一のベンダから調達した場合は安定したシステムを構築できるが、仕様などはベンダ側に委ねられるため、柔軟度や自由度が制限される。

他方、Open RANを採用して複数のベンダから調達する場合は安定したシステムの構築が課題で、ベンダ間の調整などが負担となる。

そこで、KYOCERA Corporationとしては相互運用を確認したシステムソリューションとして通信事業者に提供することで、Open RANの普及の促進などを目指すという。

KYOCERA

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