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京セラが5G仮想化基地局を開発へ、O-RAN準拠でAI活用



KYOCERA Corporation (京セラ)は第5世代移動通信システム(5G)の仮想化基地局を開発すると発表した。

人工知能(AI)を活用した5Gの仮想化基地局の開発を商用化に向けて本格的に開始すると案内している。

5Gの基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)は主に集約装置、分散装置、無線装置で構成しており、KYOCERA Corporationが開発する5Gの仮想化基地局はO-RANフロントホール仕様に準拠した集約装置、分散装置、無線装置を含むシステムである。

日本国内外で培った独自の通信技術と仮想化技術を用いて米国(アメリカ)のNVIDIA Corporationが開発したNVIDIA GH200 Grace Hopper Superchipを活用した汎用サーバ上に基地局の機能を実装する。

集約装置と分散装置の機能はソフトウェアで実装するため、集約装置と分散装置はソフトウェアベースのいわゆる仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN)となる。

人工知能の活用によってトラヒックの混雑分散や最適な周波数の動的な割当を行い、通信の高速化や品質の改善を図る。

無線方式は5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応しており、サブ6GHz帯(Sub6)の周波数を中心として定義されたFR1とミリ波(mmWave)の周波数を中心として定義されたFR2のNR Bandを利用できる。

FR1とFR2の搬送波で同時通信するNRデュアルコネクティビティ(NR-DC)の機能を備える。

将来的にはFR1とFR2の中間の周波数となるFR3のNR Bandもソフトウェアのアップデートで対応する予定である。

参考までに、O-RANフロントホール仕様はOpen RANの仕様策定を推進する標準化団体でドイツに本部が所在するO-RAN ALLIANCEが策定したフロントホールインタフェースの標準仕様を意味する。

KYOCERA

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