NTTドコモがFIDO Allianceに加入、生体情報を利用した新しいオンライン認証を開始
- 2015年05月26日
- docomo-総合
NTT docomoは2015年5月26日からFIDO Allianceにボードメンバーとして加入すると発表した。
FIDO Allianceはパスワードレスなオンライン認証のための技術仕様の標準化を提唱する国際的な非営利団体である。
2015年5月26日現在で米国のGoogle、Microsoft、Qualcomm、Nok Nok Labs、英国のARM、韓国のSamsung Electronicsなど世界の約200社がFIDO Allianceに加盟しており、公開鍵暗号や生体認証などの技術を利用した新しい認証方式であるFIDOの標準化を推進している。
FIDOは汎用性の高いオープンな技術で、セキュリティも十分に考慮された仕様となっており、FIDOを活用することでパスワードを入力する必要なく簡単にオンライン認証を行える。
NTT docomoは2014年よりNTT docomoの端末とサービスをFIDOに対応させるよう開発を進めてきたとのことで、具体的な成果としては2015年5月27日から、dゲーム、dミュージック、dブック、dデリバリー、ドコモのペット保険などNTT docomoのサービスにおいてdocomo IDやspモードパスワードの入力に加えて指紋認証や虹彩認証などの生体情報を利用した認証でログインや決済が可能となる。
なお、FIDOを活用して指紋と虹彩の異なる生体認証方式をオンライン認証に対応させる事例は世界初となる。
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