バングラデシュのRobi AxiataとAirtel BDが統合を規制当局に申請
- 2015年10月02日
- 海外携帯電話
バングラデシュの移動体通信事業者であるRobi AxiataはインドのBhari Airtel傘下で同じくバングラデシュの移動体通信事業者であるAirtel Bangladeshと統合する方針を固めた。
バングラデシュの行政機関で電気通信事業を管轄するBangladesh Telecommunication Regulatory Commission (BTRC)に対して、Robi AxiataとAirtel Bangladeshの統合を申請したことが明らかになった。
Robi AxiataとAirtel Bangladeshの統合にはBangladesh Telecommunication Regulatory Commissionによる承認が必要で、Robi AxiataとAirtel Bangladeshは2016年1月までに統合することを目指す。
これまでにBhari Airtelは収益性の低い市場から撤退することを示唆しており、スリランカ、ブルキナファソ、コンゴ共和国(コンゴ・ブラザビル)、シエラレオネ、チャド、そしてバングラデシュから撤退する方針を示している。
アフリカ各国における事業はフランスのOrangeと売却に向けて交渉していることを認めており、またスリランカにおける事業はEtisalat Lankaとしてスリランカで移動体通信事業を手掛けるEmirates Telecommunicationsと統合する方向で交渉を進めている。
Bhari Airtelがバングラデシュから撤退することになれば、Airtel Bangladeshは既存の移動体通信事業者と統合する可能性が有力視されていたが、Robi Axiataと統合させる案が決定的となっている。
統合が承認されることになれば、Robi Axiataを存続会社としてAirtel Bangladeshを消滅会社とする吸収合併方式となり、加入者数はバングラデシュの移動体通信事業者で2番目となる。
なお、Robi AxiataにはマレーシアのAxiataグループと日本のNTT docomoが出資しており、出資比率はAxiataグループが91.59%、NTT docomoが8.41%となっている。
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