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豪州のTelstraがフィリピンの携帯電話市場への参入に向けて合弁企業を設立へ



豪州の移動体通信事業者であるTelstraはフィリピンの移動体通信事業に参入するため、フィリピンで合弁企業を設立する方針であることが海外メディアの報道で分かった。

これまでよりTelstraはフィリピンの移動体通信事業に参入するためにフィリピンの商社であるSan Miguel Corporation (SMC)と交渉を進めていることが非公式に報じられていたが、報道通りにSan Miguel CorporationとTelstraが合弁会社を設立する見通しという。

出資比率はSan Miguel Corporationが60%で、Telstraが40%となる模様で、Telstraによる出資額は10億米ドル(約1,204億2,400万円)以下となる計画である。

San Miguel CorporationとTelstraによる合弁企業はSan Miguel Corporation傘下でVega Telecom傘下のBell Telecommunication Philippines (BellTel)が保有する周波数を用いて移動体通信事業を展開する模様である。

なお、Bell Telecommunication Philippinesはすでに移動体通信事業の周波数とライセンスを保有しており、San Miguel Corporationは移動体通信事業への参入に向けて2009年にBell Telecommunication Philippinesを買収したものの、いまだに移動体通信事業への参入は果たせていない。

しかし、豪州最大手で実績は十分にあるTelstraと合弁企業を設立することで、移動体通信事業への参入が大きく前進したと考えられる。

フィリピンの行政機関で電気通信事業などを管轄するNational Telecommunications CommissionはSan Miguel CorporationおよびTelstraによる合弁企業の新規参入は歓迎する方針を示しているという。

CNN Philippines

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