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台湾の國碁電子がLTEサービスの提供エリアを大幅に拡大、中部や南部でも利用可能に



Foxconn Technology Group(鴻海科技集団)傘下で台湾の移動体通信事業者であるAMBIT Microsystems(國碁電子)は移動体通信サービスの提供エリアを大幅に拡大した。

2015年5月15日よりFDD-LTE方式の700MHz帯(Band 28)のみを使用して移動体通信サービスを開始しており、2015年7月中旬時点でも提供エリアは台北市・新北市・基隆市・桃園市・新竹市・新竹県と台湾本島の北部のみに限定されていたが、2015年10月末時点では苗栗県・台中市・彰化県・南投県・雲林県・嘉義市・嘉義県・台南市・高雄市・屏東県まで提供エリアを拡大し、台湾本島の中部および南部でもAMBIT Microsystemsの移動体通信サービスの利用が可能となっている。

AMBIT MicrosystemsはFDD-LTE方式のみとなるため、音声通話はすべてVoLTE (Voice over LTE)となる。

将来的にはAMBIT Microsystemsが保有する900MHz帯(Band 8)も利用する見込みであるが、親会社のFoxconn Technology Groupは2015年中にAsia Pacific Telecom(亞太電信)との合併を計画している。

すでにAsia Pacific Telecomは役員改選でFoxconn Technology Groupが経営権を掌握しており、Asia Pacific TelecomとAMBIT Microsystemsの合併はAsia Pacific Telecomを存続会社とするため、AMBIT Microsystemsは合併によって消滅する。

なお、取扱店と取扱端末は移動体通信サービスの開始当初と変わらず、取扱店は台北市・台中市・高雄市の3ヶ所で、取扱端末はInFocus M810 VoLTEおよびGt MHS-102の2機種である。

AMBIT Microsystems

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