日本でTD-LTE互換の地域BWA高度化方式を導入する事業者一覧
- 2016年01月01日
- ブログ
日本で地域広帯域移動無線アクセス(地域BWA)システムの高度化方式を導入する事業者について個人用にメモしておく。
これまで地域BWAシステムではWiMAX方式が認められていたが、2014年10月に地域BWAシステムに関する制度が改正されたことでWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAシステムの高度化方式の導入が認められており、地域BWAシステムの高度化方式としてAXGP方式やWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式による無線通信サービスの提供が可能となった。
複数の事業者に対して地域BWAシステムの高度化方式の免許が付与されており、2015年12月27日の時点では阪神ケーブルエンジニアリング(Hanshin Cable Engineering:HCE)、姫路ケーブルテレビ(Himeji Cable TV:WINK)、コミュニティネットワークセンター(COMMUNITY NETWORK CENTER:CNCI)、東京ケーブルネットワーク(Tokyo Cable Network:TCN)の4社である。
通信方式はコミュニティネットワークセンターのみがWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式、その他の3社がAXGP方式を採用しており、いずれもTD-LTE方式と互換性を確保している。
地域BWAシステムの高度化方式の提供エリアと免許付与日は阪神ケーブルエンジニアリングが兵庫県と大阪府で2015年9月14日、姫路ケーブルテレビが兵庫県で2015年12月18日、コミュニティネットワークセンターが愛知県および岐阜県で2015年8月19日、東京ケーブルネットワークが東京都で2015年9月28日となっている。
無線通信サービスの提供開始時期は阪神ケーブルエンジニアリングが2015年12月、姫路ケーブルテレビが2016年2月、コミュニティネットワークセンターが2015年10月、東京ケーブルネットワークが2016年1月で、一部の事業者は公共サービスへの回線提供としてすでに無線通信サービスを開始している模様である。
各社のPLMN番号は阪神ケーブルエンジニアリングが440-02、その他の3社は日本ケーブルテレビ連盟(Japan Cable and Telecommunications Association)の加盟企業もしくは加盟企業の事業持株会社であり、日本ケーブルテレビ連盟に割当済みの440-01になると思われる。
阪神ケーブルエンジニアリング:AXGP, 440-02, 兵庫県・大阪府
姫路ケーブルテレビ:AXGP, 440-01, 兵庫県
コミュニティネットワークセンター:WiMAX R2.1 AE, 440-01, 愛知県・岐阜県
東京ケーブルネットワーク:AXGP, 440-01, 東京都
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