世界における2015年Q4のスマートフォン出荷台数はサムスンがトップ、2015年の成長率はMEIZUが大幅に伸びる

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香港特別行政区の調査会社であるCounterpoint Technology Market Researchは世界における2015年第4四半期のスマートフォン出荷台数に関する調査結果を公開した。

メーカーおよびブランド別のシェアが公開されており、トップは韓国のSamsung Electronicsで19.5%、2位は米国のAppleで17.9%、3位は中国のHuawei Technologies (華為技術)で8.0%、4位は中国のLenovo (聯想)で4.8%、5位は中国のXiaomi Technology (小米科技)で4.3%、6位は中国のZTE (中興通訊)で3.9%、7位は韓国のLG Electronicsで3.7%、8位は中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (広東欧珀移動通信)で3.5%、その他が34.5%となっている。

Lenovoの集計には同社傘下で米国のMotorola Mobilityも含まれている。

また、2015年通年のスマートフォン出荷台数に関して前年比の成長率も明らかにされており、主要なメーカーおよびブランドの成長率が判明している。

成長率の順に中国のZhuhai MEIZU Technology(珠海市魅族科技)が300%増、インドのLava Internationalが214%増、インドのIntex Technologiesが173%増、中国のvivo COMMUNICATION TECHNOLOGY (維沃通信科技)が136%増、台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)が133%増、アフリカ各国でTECNO Mobileのブランドを展開する中国のTRANSSION HOLDINGS (深圳傳音控股)が114%増、Guangdong OPPO Mobile Telecommunicationsが101%増、Huawei Technologies が44%増、ZTEが36%増、Appleが20%増、Xiaomi Technologyが15%増、インドのMicromax Informaticsが14%増、ALCATEL ONETOUCHブランドなどを展開する中国のHuizhou TCL Mobile Communication (恵州TCL移動通信)が4%増、Samsung Electronicsが2%増、LG Electronicsが1%増、Motorola Mobilityが10%減、台湾のHTC (宏達国際電子)が17%減、インドのKarbonn Mobile Indiaが20%減、Lenovoが27%減、日本のSony Mobile Communicationsが28%減、米国のMicrosoftも28%減、Coolpad (酷派)ブランドを展開する中国のYulong Computer Telecommunication Scientific(宇龍計算機通信科技)が33%減で、スマートフォンの総出荷数における成長率は前年比で12%増となる。

Zhuhai MEIZU Technologyは大幅に出荷台数を伸ばしており、新興市場を中心として本格的にグローバル展開に着手して出荷台数を伸ばしたことが反映されている。

他の中国メーカーやブランドがアジア圏を中心に新興市場への参入を進める中でZhuhai MEIZU Technologyは大幅に出遅れていたが、2014年から2015年にかけて展開地域を拡大している。

インドを中心に展開するLava InternationalとIntex Technologiesも大幅に出荷台数を伸ばしており、インド市場でエントリークラスのスマートフォンの販売が好調であったことが反映されている。

エントリークラスのスマートフォンを多く販売したメーカーやブランドが成長率を大幅に伸ばしているが、あくまでも前年比の成長率であり、出荷台数や販売台数の順位ではないため注意しておきたい。

Counterpoint Technology Market Research