韓国でGalaxy S7の予約が期待に及ばず、韓国メディアが報じる
- 2016年03月09日
- Android関連
韓国のSamsung Electronicsはスマートフォン「Samsung Galaxy S7」および「Samsung Galaxy S7 edge」を2016年3月4日より韓国市場で予約受付を開始したが、これらのSamsung Galaxy S7シリーズのスマートフォンは予約数が低調であることが韓国メディアの報道で分かった。
韓国メディアは韓国の移動体通信事業者各社の直営店で取材を実施し、予約の状況や顧客の反応などを伝えている。
鐘閣駅付近のSK Telecomの直営店ではApple iPhone 6sの販売とSamsung Galaxy S7の予約は比率が8:2程度で、単純に販売と予約を比較することはできないが、高価格帯のスマートフォンはApple iPhone 6sが人気という。
Samsung Galaxy S7とLG G5を比較したがる顧客は少なくないとのことである。
KTが運営する光化門のKT SquareではApple iPhone 6sの販売とSamsung Galaxy S7の予約は比率が9:1程度で、多くの顧客がApple iPhone 6sを選んでいるという。
Apple iPhone 6sの予約時とは異なる雰囲気とのことで、販売台数についてはApple iPhone 6sが全体のスマートフォンの70%を占めており、Apple iPhone 6sの人気が続いていることを明らかにしている。
また、Samsung Galaxy J7のような中低価格帯のスマートフォンは需要があり、Samsung Galaxy S6のような旧型の高価格帯のスマートフォンを求める顧客は少ないとしている。
江南のLG Uplus (LG U+)の直営店ではSamsung Galaxy S7の予約は9台を受け付けたことを明らかにした。
Apple iPhone 6sは250台を受け付けたとのことで、発売後もApple iPhone 6sを求める顧客が最も多いという。
SK Telecomの直営店と同様にSamsung Galaxy S7とLG G5を比較したがる顧客も多いとしている。
調査対象の店舗数は少ないが、直営店であるため対応する顧客数は一般の販売店より多いとしており、Samsung Galaxy S7の予約は低調な状況との見方が強い。
LG Electronicsは2016年3月末から2016年4月上旬にLG G5を発売する計画で、LG G5とSamsung Galaxy S7を比較してから購入を決断する考えの顧客も多い模様である。
Samsung Galaxy S7はSamsung Galaxy S6から大きく進化した点が少なく、顧客の購入意欲が低下している可能性も考えられる。
韓国メディアでは触れられていないが、Samsung Galaxy S7の予約はオンラインで済ませることが可能であり、予約者はわざわざ実店舗に出向く必要はない。
Samsung Galaxy S7の予約を目的として実店舗を訪れる顧客はApple iPhone 6sの予約時と比べて少ないことは間違いないようであるが、ある程度はオンラインで予約している可能性も考慮する必要があるだろう。
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