中国電信が800MHz帯をCDMA2000からFDD-LTEに転用へ
- 2016年07月19日
- 海外携帯電話
中国の移動体通信事業者であるChina Telecom (中国電信)は800MHz帯をCDMA2000方式からFDD-LTE方式に転用する計画を明らかにした。
すでに中国の政府機関で電気通信事業を管轄する工業和信息化部はChina Telecomに対して800MHz帯の転用を許可する方針を示しており、試験的に800MHz帯でFDD-LTE方式を運用することを認めている。
将来的にCDMA2000方式は停波するため、800MHz帯ではLTEネットワークで音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を導入する方針である。
800MHz帯のように1GHz未満の周波数はエリア拡大に有利であるが、China TelecomのLTEサービスはFDD-LTE方式が2.1GHz帯と1.8GHz帯、TD-LTE方式が2.5GHz帯となっており、1GHz未満の周波数はLTEサービスで利用していない。
China Telecomは2.1GHz帯と1.8GHz帯でエリアを整備すると基地局数は800MHz帯の4倍は必要と主張しており、国土が広い中国において特に人口密度が低い農村部では800MHz帯の活用が最良の選択肢としている。
農村部では800MHz帯を中心に展開し、都市部では800MHz帯に2.1GHz帯や1.8GHz帯を組み合わせたキャリアアグリゲーション(CA)により安定化および通信速度の高速化を目指す。
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