スロバキアの携帯電話事業者O2 Slovakiaが3.5GHz帯でFDD-LTEとTD-LTEを導入へ
- 2016年08月18日
- 海外携帯電話
スペインのTelefonica傘下でスロバキアの移動体通信事業者であるO2 Slovakiaは3.5GHz帯でFDD-LTE方式とTD-LTE方式を導入することが確実となった。
スロバキアの政府機関で電気通信事業などを管轄するRegulatory Authority for Electronic Communications and Postal Services (Regulatory Authority – RU)はO2 Slovakiaに対して3.5GHz帯の周波数利用権を付与することを決定し、周波数利用料や支払期限などを案内している。
周波数利用料として2016年8月8日から14日以内に589,393ユーロ(約6,667万円)を一括で支払えば、周波数の取得が完了する。
これまでにO2 Slovakiaは試験的に3.5GHz帯でTD-LTE方式を運用しているが、ようやく3.5GHz帯の周波数を正式に取得する見込みで、取得が完了すれば商用サービスで3.5GHz帯の利用が可能となる。
O2 Slovakiaが取得する3.5GHz帯のブロックは下記の通りである。
ブロック1:3400.0~3405.0 MHz
ブロック2:3405.0~3410.0 MHz
ブロック6:3425.0~3430.0 MHzおよび3525.0~3530.0 MHz
ブロック23:3590.0~3595.0 MHz
ブロック24:3595.0~3600.0 MHz
ブロック1、ブロック2、ブロック23、ブロック24はTDDとなり、TD-LTE方式のBand 42に該当する。
ブロック6はFDDとなり、FDD-LTE方式のBand 22に該当する。
3.5GHz帯の取得にはエリア整備の条件も設けられており、周波数の取得が完了すればスロバキア全土で3.5GHz帯を展開しなければならない。
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