Samsung Galaxy Note IIが航空機内で発火する事故が報告される
- 2016年09月24日
- Android関連
韓国のSamsung Electronicsが開発したスマートフォン「Samsung Galaxy Note II」が航空機内で発火したことがインドメディアの報道で分かった。
インドの格安航空会社(LCC)であるIndiGo Airlinesが運航した2016年9月23日の6E054便でSamsung Galaxy Note IIが発火したと伝えられている。
複数の乗客がフライト中に煙の臭いに気づき、乗客のカバンの中で煙が出ていることを確認したという。
煙はSamsung Galaxy Note IIの発火が原因であることが判明し、乗務員は消火器で火を消すとともに、水を入れた容器に発火したSamsung Galaxy Note IIを浸して対処したとのことである。
報道の内容から、Samsung Galaxy Note IIは充電していない時に発火したと考えられる。
なお、6E054便はシンガポールのチャンギ国際空港(SIN)からインド・チェンナイのチェンナイ国際空港(MAA)に向かう定期旅客便で、2016年9月23日は定刻通りに運行を終えた。
IndiGo AirlinesはSamsung Galaxy Note IIが発火した件を確認しており、公式声明を通じて複数の乗客が異臭に気づいて直ちに乗務員に通報したことが明らかにしている。
また、Samsung Electronicsのインド法人であるSamsung India ElectronicsもSamsung Galaxy Note IIの発火は報告を受けており、関係当局と連携して原因究明に協力する方針を示した。
インドの政府機関で民間航空関連業務を管轄するDirectorate General of Civil Aviation (DGCA)はSamsung Electronicsの関係者と2016年9月26日に面会して調査する計画という。
Samsung Galaxy Note IIは約4年前に発表された機種であり、電池の劣化による発火なども考えられるが、発火の原因はSamsung ElectronicsやDirectorate General of Civil Aviationによる調査で明確にされると思われる。
Samsung Electronics製のスマートフォンに関しては、Samsung Galaxy Note7が相次ぐ爆発事故を受けて世界的に販売停止およびリコールとなり、航空会社や関係当局などが航空機内での使用を禁止するなど大問題に発展したばかりで、それだけにSamsung Galaxy Note IIの発火も大きく取り上げられる可能性がある。
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