インドネシアでBB Merah PutihがBlackBerryブランドのスマートフォンを製造へ
- 2016年09月29日
- Android関連
カナダのBlackBerryはインドネシアでBlackBerryブランドのスマートフォンの製造するためにBlackBerryのソフトウェアやサービスを利用するライセンスをインドネシアのBB Merah Putihと締結したと発表した。
BB Merah PutihはBlackBerryブランドのスマートフォンを製造するほか、インドネシアにおける流通やマーケティングなども担うという。
BB Merah PutihはインドネシアでBlackBerryのスマートフォン事業を強化するために設立された合弁会社で、BlackBerryやインドネシアのTiphone Mobile Indonesiaが出資している。
出資比率などは明らかにされていないが、Tiphone Mobile Indonesiaが筆頭株主となる模様である。
インドネシア政府はスマートフォンの国内製造を推進しており、BlackBerryはBB Merah Putihを通じてインドネシアでスマートフォンを製造する計画である。
BlackBerryはスマートフォンのハードウェアの開発から撤退することを表明しており、BlackBerryのパートナ企業が開発したハードウェアをインドネシアではBB Merah Putihが製造することになる見通し。
Tiphone Mobile Indonesiaは台湾のArima Communications (華冠通訊)と共同出資でインドネシア国内に複数のスマートフォンを製造する工場を保有しており、Tiphone Mobile Indonesiaの資産を活用してBlackBerryブランドのスマートフォンを製造すると思われる。
また、Tiphone Mobile Indonesiaはインドネシア最大の移動体通信事業者であるTelekomunikasi Selularの正規代理店の運営も手掛け、流通やマーケティングのノウハウも持つ。
Telekomunikasi Selularの親会社であるTelekomunikasi IndonesiaはTiphone Mobile Indonesiaと資本関係があり、Telekomunikasi Indonesiaの全額出資子会社であるPins IndonesiaはTiphone Mobile Indonesiaの株式24.64%を保有しており、Upaya Cipta Sejahteraに次ぐ2番目の株主となっている。
インドネシアはかつてBlackBerryの人気が高かった国のひとつであり、Tiphone Mobile Indonesiaの助けを借りてインドネシアにおけるスマートフォン事業を再建する狙いがあると考えられる。
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