タイの携帯電話事業者dtac、加入数は減少するもポストペイドが伸びる

ノルウェーのTelenorは2016年第3四半期の決算発表資料を公開し、Telenorグループでタイの移動体通信事業者であるTotal Access Communicationに関する業績などを公表した。

Total Access Communicationの携帯電話サービスの加入数は2,482万件で、前四半期の2,495万3,000件から減少した。

2016年第2四半期から2四半期連続で加入数を減らした。

タイバーツベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は231タイバーツ(約692円)となり、前年同期の220タイバーツ(約659円)や前四半期の225タイバーツ(約674円)から増加した。

収益は46億7,100万ノルウェークローネ(約594億6,988万円)となり、前年同期の46億ノルウェークローネ(約585億6,592万円)、前四半期の46億2,900万ノルウェークローネ(約589億3,514万円)から増加している。

EBITDAは17億2,700万ノルウェークローネ(約219億8,769万円)、EBITDAマージンは約37.0%である。

加入数は減らしたものの、プリペイド契約の収益が14%の増加となり、収益の増加に繋げた。

Telenorグループの収益シェアはアジアが51%、ノルウェーを除く欧州が22%、ノルウェーが20%、その他が7%となり、アジアが収益の過半を占めるが、アジアではタイにおける事業が最も収益を出している。

国別の移動体通信事業の収益ではノルウェーに続いて2番目がタイとなっている。

なお、Total Access Communicationはブランド名をdtacとして展開している。

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