バングラデシュの携帯電話事業者Grameenphone、加入数は5500万件に減少
- 2016年10月31日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorは2016年第3四半期の決算発表資料を公開し、Telenorグループでバングラデシュの移動体通信事業者であるGrameenphoneに関する業績などを公表した。
Grameenphoneの携帯電話サービスの加入数は5,501万件5,000件で、前四半期の5,690万9,000件から減少した。
バングラデシュではSIMカードの所有に指紋登録が義務化されたことや、一定期間の利用がないSIMカードは無効化することを厳格化しており、これらが加入数の減少に大きく影響したと考えられる。
これらバングラデシュ政府による保安上の施策は加入数の減少を招くと予想されていたが、予想通りに加入数は減少した。
Grameenphoneはバングラデシュにおける加入数ベースで首位を独走する移動体通信事業者であり、他社も同様に加入数が減少していると見込まれることから、依然として圧倒的に強い状況は変わらないと見られる。
バングラデシュタカベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は169バングラデシュタカ(約126円)となり、前年同期の156バングラデシュタカ(約116円)や前四半期の157バングラデシュタカ(約117円)から増加した。
収益は31億3,400万ノルウェークローネとなり(約399億122万円)、前年同期の28億1,100万ノルウェークローネ(約357億8,887万円)、前四半期の29億6,500万ノルウェークローネ(約377億4,956万円)から増加している。
EBITDAは17億8,400万ノルウェークローネ(約227億1,339万円)、EBITDAマージンは約56.9%である。
全体的な加入数は減少したものの、データ通信の利用件数が1,100万件の増加となり、データ通信の利用が増加したことが収益増加の一因となっている。
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