ドイツの携帯電話事業者Vodafone Germanyが下り最大500Mbpsに高速化

Tweet

英国のVodafone Group傘下でドイツの移動体通信事業者であるVodafone GmbHは通信速度を下り最大500Mbpsに高速化した。

これまでVodafone GmbHはLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を導入しており、通信速度は下り最大375Mbpsで提供していた。

なお、3CC CAの組み合わせはCA_3A-7A-20Aとなり、FDD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 7)の20MHz幅、1.8GHz帯(Band 3)の20MHz幅、800MHz帯(Band 20)の10MHz幅を利用する。

下り最大500Mbpsを実現する具体的な技術は公表されていないが、変調方式に256QAMを導入したと思われる。

まずはドイツの首都・ベルリンやデュッセルドルフを下り最大500Mbpsの提供エリアとしており、対応端末はSony Xperia XZを用意している。

2017年第1四半期以降は下り最大500Mbpsの提供エリアをさらに拡大し、対応端末も増やす計画である。

Vodafone GmbH