フィリピンのPLDTが携帯電話サービスの加入数を発表、加入数は減少傾向に
- 2016年11月15日
- 海外携帯電話
フィリピンのPLDTは2016年第3四半期の決算説明資料を公開した。
2016年第3四半期末までの9ヶ月間は収益が1,254億フィリピンペソ(約2,757億2,023万円)で、前年同期比で2%減となった。
収益のうち移動体通信事業による収益は806億フィリピンペソ(約1,772億1,734万円)で、前年同期比で7%減となった。
EBITDAは457億フィリピンペソ(約1,004億8,179万円)で、前年同期比で15%減となり、EBITDAマージンは38%で前年同期の44%から低下した。
携帯電話サービスの加入数も発表されており、ブランドおよび支払方式別に公開されている。
なお、PLDT傘下の携帯電話事業者はSmart CommunicationsとDigitel Mobile Philippines (DMPI)の2社である。
Smart CommunicationsはPLDTの全額出資子会社、Digitel Mobile PhilippinesはPLDTが99.6%出資のDigital Telecommunications Philippines (Digitel)の全額出資子会社でPLDTが間接的に99.6%出資となる。
また、Smart CommunicationsはメインブランドがSmart、サブブランドがTNT、Digitel Mobile PhilippinesはブランドがSun Cellular (Sun)である。
ブランドと支払方式別の加入数はSmart Postpaidが1,262,253件、Smart Prepaidが20,911,897件、TNTが29,851,572件、Sun Postpaidが1,431,461件、Sun Prepaidが8,353,338件である。
ブランド別ではSmartブランドが合計で22,174,150件、TNTブランドが29,851,572件、Sun Cellularブランドが合計で9,784,799件である。
TNTブランドはすべてプリペイド契約となり、支払方式別ではSmart PostpaidとSun Postpaidを合計したポストペイド契約が2,693,714件、Smart Prepaid、TNT、Sun Prepaidを合計したプリペイド契約が59,116,807件である。
法人格別ではSmart Communicationsが52,025,722件、Digitel Mobile Philippinesが9,784,799件である。
PLDT傘下の合計は61,810,521件で、前年同期の67,002,843件、前四半期の64,473,770件から減少傾向にある。
ブランド別シェアはSmartブランドが約35.87%、TNTブランドが約48.30%、Sunブランドが約15.83%、支払方式別シェアはポストペイド契約が約4.36%、プリペイド契約が約95.64%、法人格別シェアはSmart Communicationsが約84.17%、Digitel Mobile Philippinesが約15.83%となる。
なお、Smart CommunicationsとDigitel Mobile Philippinesは2015年12月より着手したネットワークの統合を完了しており、PLDTやフィリピン政府の見解でも実質的に1社とみなされることが多い。
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