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タイのSamart I-MobileがTOTのネットワークを使用したMVNOサービスの終了を計画か



タイのSamart I-Mobile (SIM)の子会社で仮想移動体通信事業者(MVNO)としての事業を手掛けるI-Mobile PlusはTOTのネットワークを利用したMVNOサービスを終了する可能性が浮上した。

タイメディアの報道によると、Samart I-mobileは2016年末までにMVNOサービスに関するTOTとの契約を終了する計画という。

また、TOTのネットワークを利用したMVNOサービスの代わりに、CAT Telecomのネットワークを利用したMVNOサービスに注力する計画と伝えられている。

TOTのネットワークを利用したMVNOサービスはブランド名をi-mobile 3GXとして展開している。

i-mobile 3GXはW-CDMA方式では最も採用数の多い2.1GHz帯(Band I)を使用するため、W-CDMA方式の850MHz帯(Band V)なども使われるタイでは無難な選択肢として日本人旅行者からも一定の支持を集めた。

一方で、CAT Telecomのネットワークを利用したMVNOサービスはブランド名をOpen SIM by i-mobileとして2016年に開始したばかりで、W-CDMA方式の850MHz帯を使用する。

CAT TelecomはTOTと比べて基地局が多くエリアも広い状況で、またW-CDMA方式の850MHz帯に対応した端末も今や一般的となっているため、TOTのネットワークを利用したMVNOサービスは優位性を失っている。

Samart I-Mobileとしてはブランドの集中および知名度向上や管理コストの削減などを図るために、MVNOサービスはOpen SIM by i-mobileの事業に集中する模様である。

また、Samart I-MobileはMVNOサービスのほかにスマートフォン事業も手掛けるが、これらモバイル分野は飽和状態で大幅な成長を見込めず、スマートフォンは販売台数が大幅に低下しているため、大幅なリストラを実施している。

一方で、デジタルマーケティングや電子商取引などモバイル分野以外の事業に参入して事業強化を図っており、事業の多角化によりモバイル分野への依存を減らす狙いがある。

Bangkok Post

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