フィンランドで700MHz帯の周波数オークションが終了、3社がAPT700を導入へ

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フィンランドの政府機関で電気通信分野を管轄する運輸通信省は700MHz帯の周波数オークションを終了した。

周波数オークションは703.0～733.0 MHzと758.0～788.0 MHzのペアバンドを対象としており、5MHz幅*2を単位として6ブロックに分けられた。

FDD1が703.0～708.0 MHzと758.0～763.0 MHz、FDD2が708.0～713.00 MHzと763.0～768.0 MHz、FDD3が713.0～718.0 MHzと768.0～773.0 MHz、FDD4が718.0～723.0 MHzと773.0～778.0 MHz、FDD5が723.0～728.0 MHzと778.0～783.0 MHz、FDD6が728.0～733.0 MHzと783.0～788.0 MHzとなる。

周波数オークションの結果、DNAがFDD1とFDD2、ElisaがFDD3とFDD4、TeliaSonera FinlandがFDD5とFDD6を落札し、3社が2ブロックずつ、すなわち10MHz幅*2を取得した。

落札額はFDD1、FDD2、FDD3、FDD4、FDD5が1,100万ユーロ(約13億2,118万円)、FDD6が1,133万ユーロ(約13億6,081万円)となり、DNAとElisaの落札額はそれぞれ合計2,200万ユーロ(約26億4,235万円)、TeliaSoneraの落札額は合計2,233万ユーロ(約26億8,199万円)、全社合計で6,633万ユーロ(約79億6,669万円)に達した。

各社とも落札した700MHz帯はAPT700 FDDとも呼ばれるFDD-LTE方式のBand 28に該当し、すべてBand 28Aとも呼ばれるLower Duplexerとなる。

700MHz帯の使用権は2017年2月1日から17年間で、フィンランド自治領オーランド諸島を除いたフィンランド全土で使用できる。

運輸通信省