MediaTekが10コアCPUを搭載したHelio X23とHelio X27を発表
- 2016年12月01日
- その他モバイル端末
台湾のMediaTek (聯発科技)はモバイル端末向けチップセット「MediaTek Helio X23 (MT6797D)」および「MediaTek Helio X27 (MT6797X)」を発表した。
MediaTek Helio X23はMediaTek Helio X20 (MT6797)のアップグレード版で、MediaTek Helio X27はMediaTek Helio X25 (MT6797T)のアップグレード版となる。
20nmプロセスルールを採用しており、CPUは64bit対応でトライクラスタ構成である。
いずれもデュアルコアのARM Cortex-A72、クアッドコアのARM Cortex-A53、クアッドコアのARM Cortex-A53で構成し、合計でデカコアとなるが、動作周波数が異なっている。
動作周波数はMediaTek Helio X20がそれぞれ2.1GHz、1.85GHz、1.4GHz、MediaTek Helio X25が2.5GHz、2.0GHz、1.55GHzであり、アップグレード版のMediaTek Helio X23が2.3GHz、1.85GHz、1.4GHz、MediaTek Helio X27が2.6GHz、2.0GHz、1.6GHzとなる。
GPUはMediaTek Helio X20とMediaTek Helio X23が同じくARM Mali-T880 MP4で動作周波数は780MHz、MediaTek Helio X25とMediaTek Helio X27もARM Mali-T880を搭載するが、動作周波数は850MHzから875MHzにアップグレードされている。
通信モデムを統合しており、通信方式はFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応する。
LTE UE Category 6およびLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)に対応し、通信速度は下り最大300Mbps/上り最大50Mbpsとなる。
キャリアアグリゲーションは下りのみで、20MHz幅を最大で2コンポーネント・キャリアまで束ねて利用できる。
MediaTek Helio X23およびMediaTek Helio X27を採用した端末は近く商用化されるとしている。
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