インドネシアの携帯電話事業者SmartfrenがCDMA2000の1.9GHz帯を停波
- 2016年12月14日
- 海外携帯電話
インドネシアの携帯電話事業者であるSmartfren TelecomはCDMA2000方式の1.9GHz帯(BC1)を2016年12月14日に停波した。
これにより、CDMA2000方式では800MHz帯(BC0)のみを使うことになる。
インドネシア政府はFDD-LTE方式およびW-CDMA方式での利用を目的として3GPPの仕様書にて規定される2.1GHz帯(Band 1)に該当する周波数のオークションを計画しているが、2.1GHz帯の上りは3GPP2の仕様書にて規定されるCDMA2000方式の1.9GHz帯の下りと被る。
そこで、インドネシア政府はSmartfren Telecomに2.3GHz帯(Band 40)を与えて、代わりに1.9GHz帯からの退去を求めており、ようやく1.9GHz帯の停波に伴い退去が完了した。
原則としてインドネシアではBWA事業者向けに2.3GHz帯が割り当てられているが、このように特殊な経緯があるためSmartfren TelecomはBWA事業者ではないものの2.3GHz帯を所有している。
なお、Smartfren Telecomは1年以上前より新製品はCDMA2000方式の1.9GHz帯に非対応であり、1.9GHz帯の停波による影響は軽微とされている。
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