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中国のスマホ向けOSシェアでYunOSがAndroidに続いて2位になる見通し



中国におけるスマートフォン向けOSのシェアで2016年末までにYunOS (雲OS)がAndroidに続いて2位となる見通しであることが分かった。

YunOSはAlibaba Group Holding (阿里巴巴集団控股)が開発したOSで、米国のGoogleが開発したAndroidをベースとしており、名称をAliyun OS (阿里雲OS)から変更した。

中国におけるスマートフォンの全出荷数のうちYunOSを採用したスマートフォンは2016年末までに1億台、シェアに換算すると14%に達するとしており、米国のAppleが開発したiOSを抜いて中国で2番目になる見通しとされている。

YunOSは中国でメインストリームとなるエントリークラスのスマートフォンで採用数が多く、さらにYunOSを採用するとAlibaba Group Holdingからの補助金が支給されるため、特に後者はハードウェアメーカーがYunOSを採用する主要な動機になっているという。

また、YunOSを採用したスマートフォンの出荷台数が多いハードウェアメーカーも伝えられており、MEIZU (魅族)ブランドを展開するZhuhai MEIZU Technology (珠海市魅族科技)、Xiaolajiao (小辣椒)ブランドを展開するShenzhen Xiaolajiao Technology (深圳小辣椒科技)、DOOV (朵唯)ブランドを展開するShenzhen Doov Technology (深圳市朵唯志遠科技)にYunOSは支えられたという。

Alibaba Group HoldingとZhuhai MEIZU Technologyは資本提携しており、Zhuhai MEIZU Technologyは特にYunOSを採用したスマートフォンの展開を強化している。

中国ではスマートフォン以外にYunOSの採用も拡大しており、SoftBank Robotics Holdingsは人型ロボットのPepperを中国ではYunOSを採用して展開することを発表済みで、自動車向けのYunOS Autoも開発されている。

South China Morning Post

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