豪州の携帯電話事業者TelstraがギガビットLTEを商用化、世界初の下り最大1Gbpsに
- 2017年01月31日
- 海外携帯電話
豪州の移動体通信事業者であるTelstraはサービスブランドをTelstra 4GX LTEとして提供中のLTEサービスを高速化すると発表した。
これまで通信速度は下り最大600Mbpsで提供してきたが、下り最大1Gbpsまで高速化する。
商用のLTEサービスでは世界で初めてGbpsクラスの通信速度を実現することになる。
まずはシドニー、メルボルン、ブリスベンの一部を下り最大1Gbpsの提供エリアとし、2017年中にパースやアデレードの一部にも拡大する計画である。
下り最大1Gbpsはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)、256QAM、4×4 MIMOを同時に適用する。
また、上りの通信速度はキャリアアグリゲーションと64QAMを同時に適用して最大150Mbpsとなる。
カテゴリはLTE DL Category 16およびLTE UL Category 13である。
Telstraは米国のQualcommの子会社であるQualcomm Technologies、米国のNETGEAR、スウェーデンのEricssonと協力して下り最大1Gbpsを実現しており、通信設備はEricssonが供給する。
対応端末はQualcomm Technologiesが開発したQualcomm Snapdragon X16 LTE modem (MDM9250)を搭載するNETGEAR製のモバイル無線LANルータ「NETGEAR Nighthawk M1 (MR1100)」を2017年2月下旬に発売予定としている。
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