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KDDIが5G周波数候補の28GHz帯でハンドオーバーの実験成功



KDDIは第5世代移動通信システム(5G)の検証において、5Gで使用される周波数の候補のひとつである28GHz帯を利用した複数の基地局間を跨ぐハンドオーバーの実験に日本国内で初めて成功したと発表した。

5Gでは高速かつ大容量の通信を実現するために高い周波数の活用が検討されており、そのうち28GHz帯は5Gの周波数の候補として有力視されている。

28GHz帯は世界各国で研究が進んでいるが、KDDIは韓国のSamsung Electronicsと技術協力し、東京都内において28GHz帯を用いたハンドオーバーの実証実験を実施したという。

高い周波数は低い周波数と比較して電波の減衰が大きいため、ビーム幅を絞って特定方向に集中放射して電波が届く距離を延伸するビームフォーミング技術を適用するが、一方でビームフォーミング技術によりビーム幅が狭くなるため、ハンドオーバーの実現には課題があったとされている。

KDDIとSamsung Electronicsは東京都内の市街地や高速道路での走行中において、28GHz帯で複数の基地局間をハンドオーバーすることに成功し、走行中において最大3.7Gbpsのスループットを達成したとのことである。

KDDI

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