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インドネシアのXL Axiataが2016年通年の業績を発表、黒字転換を果たす



マレーシアのAxiataは2016年通年における業績を発表し、それに伴いAxiataの子会社でインドネシアの移動体通信事業者であるXL Axiataの2016年通年における業績も公開された。

2016年通年の売上高は前年比0.3%減の66億3,700万マレーシアリンギット(約1,676億3,691万円)、EBITDAは前年比4%増の26億1,200万マレーシアリンギット(約659億7,372万円)、純利益は前年比100%以上増の7,500万マレーシアリンギット(約18億9,435万円)で黒字転換を果たした。

Axiata Groupは売上高が前年比8.5%増の215億6,500万マレーシアリンギット(約5,446億8,735万円)、EBITDAが前年比10.0%増の80億1,300万マレーシアリンギット(約2,023億9,183万円)、純利益が80.3%減の5億4,000マレーシアリンギット(約136億3,928万円)であり、XL Axiataの事業はAxiata Groupの売上高のうち約30.8%を占める。

Axiata Groupにおいて売上高およびEBITDAは最大規模であるが、純利益はそうではない。

インドネシアルピア(IDR)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が前年から上昇して116,000インドネシアルピア(約976円)、プリペイド契約が前年から変わらず34,000インドネシアルピア(約286円)、総合では前年から上昇して35,000インドネシアルピア(約294円)となった。

なお、2016年第4四半期に限定したARPUはポストペイド契約が前四半期から上昇して118,000インドネシアルピア(約992円)、プリペイド契約が前四半期から低下して33,000インドネシアルピア(約278円)、総合では前四半期から変わらず34,000インドネシアルピアとなった。

2016年第4四半期末における事業データも公表されており、携帯電話サービスの加入件数はポストペイド契約が533,000件、プリペイド契約が45,941,000件、合計は46,474,000件となり、いずれも前四半期から増加した。

ポストペイド契約の比率は約1.1%で、プリペイド契約の比率は約98.9%である。

データ通信の加入率は前年同期の54%から上昇、前四半期から変わらず65%、スマートフォンの利用率は前年同期の42%、前四半期の60%から上昇して63%、LTE基地局数は前年同期の3,134局、前四半期の7,204局から増加して8,204局となった。

合計データ通信量は前年同期の60,200TB、前四半期の137,600TBから増加して180,400TB、通年では前年の196,300TBから約2.6倍増の515,300TBに達した。

2016年第4四半期のみで2015年通年に迫るほどデータ通信量が増加した。

なお、Axiataは中間持株会社を通じてXL Axiataに出資しており、出資比率は66.43%である。

Axiata Group

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