スリランカのDialog Axiataが2016年通年の業績を発表、増収増益を達成
- 2017年02月25日
- 海外携帯電話
マレーシアのAxiataは2016年通年における業績を発表し、それに伴いAxiataの子会社でスリランカの移動体通信事業者であるDialog Axiataの2016年通年における業績も公開された。
2016年通年の売上高は前年比16.0%増の24億6,000万マレーシアリンギット(約621億3,452万円)、EBITDAは前年比21.1%増の8億2,800万マレーシアリンギット(約209億1,357万円)、純利益は前年比100%以上増の2億1,400万マレーシアリンギット(約54億520万円)で、増収増益を達成した。
Axiata Groupは売上高が前年比8.5%増の215億6,500万マレーシアリンギット(約5,446億8,735万円)、EBITDAが前年比10.0%増の80億1,300万マレーシアリンギット(約2,023億9,183万円)、純利益が80.3%減の5億4,000マレーシアリンギット(約136億3,928万円)であり、Dialog Axiataの事業はAxiata Groupの売上高のうち約11.4%を占める。
スリランカルピー(LKR)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が1,155スリランカルピー(約853円)、プリペイド契約が305スリランカルピー(約225円)、総合では396スリランカルピー(約293円)となり、いずれも前年から上昇した。
なお、2016年第4四半期に限定したARPUはポストペイド契約が前四半期から上昇して1,171スリランカルピー(約865円)、プリペイド契約が前四半期から低下して301スリランカルピー(約222円)、総合では前四半期から低下して393スリランカルピー(約290円)となった。
2016年第4四半期末における事業データも公表されており、携帯電話サービスの加入件数はポストペイド契約が1,253,000件、プリペイド契約が10,572,000件、合計は11,825,000件となり、いずれも前四半期から増加した。
ポストペイド契約の比率は約10.6%で、プリペイド契約の比率は約89.4%である。
データ通信の加入率は前年同期の22.2%、前四半期の27.9%から上昇して28.8%、スマートフォンの利用率は前年同期の33%、前四半期の41%から上昇して44%、LTE基地局数は前年同期の1,375局、前四半期の2,049局から増加して2,384局となった。
1件当たり月間平均データ通信量は前年同期の1.9GB、前四半期の2.2GBから増加して2.4GB、通年では前年の1.7GBから増加して2.1GBに達した。
合計データ通信量は前年同期の1,370万GB、前四半期の2,120万GBから増加して2,430万GB、通年では前年の4,130万GBから増加して7,790万GBに達した。
なお、Axiataは中間持株会社を通じてDialog Axiataに出資しており、出資比率は83.32%である。
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