サムスン電子が2017年Q1の業績を発表、中低価格帯スマホが好調
- 2017年04月27日
- 海外携帯電話
韓国のSamsung Electronicsは2017年第1四半期の業績を発表した。
連結売上高は50兆5,500億韓国ウォン(約4兆9,779億円)、営業利益は9兆9,000億韓国ウォン(約9,749億円)、営業利益率は19.6%となった。
なお、Samsung Electronicsによる買収手続きが完了した米国のHARMAN International Industriesの業績も含まれるが、HARMAN International Industriesの業績は2017年3月11日以降のみ反映されるため規模は大きくなく、2017年第2四半期からはHARMAN International Industriesの業績を分けて開示する案内としている。
無線事業やネットワーク事業を手掛けるIM (IT & Mobile Communications)部門は売上高が23兆5,000億韓国ウォン(2兆3,142億円)、営業利益は2兆700億韓国ウォン(約2,038億円)となった。
端末関連の事業を含めた無線事業はSamsung Galaxy Aシリーズの新製品などを発売し、中低価格帯のスマートフォンが販売好調としており、前四半期比でスマートフォンの販売台数が小幅増加したが、Samsung Galaxy S7およびSamsung Galaxy S7 edgeの値下げにより実績は前期比減となった。
2017年第2四半期はSamsung Galaxy S8とSamsung Galaxy S8+の初期の販売が好調であり、売上高と営業利益は2017年第1四半期比で増加すると見込まれる。
また、Samsung Galaxy S8とSamsung Galaxy S8+は強化された競争力をもとに、最高の販売実績を達成するために努力するとしている。
2017年は年間を通してスマートフォンの販売台数を拡大する計画で、Samsung Galaxy S8およびSamsung Galaxy S8+のほか下半期に発売する予定のSamsung Galaxy Noteシリーズの新製品をはじめとする高価格帯のスマートフォンの販売拡大に加えて、中低価格帯のスマートフォンの収益性を確保し、前年比で実績を改善する方針としている。
ネットワーク事業はLTEを新規導入する事業者からの受注拡大を目指し、主要な事業者に対しては次世代ネットワークに向けた取り組みの本格化、5Gに向けた無線ブロードバンドサービスの供給を推進して売上拡大を狙うと表明した。
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