パキスタン政府、冒涜的行為に関する注意を携帯電話サービスの全加入者にSMSで配信
- 2017年05月11日
- 海外携帯電話
パキスタンの政府機関で電気通信分野などを管轄するPakistan Telecommunication Authority (以下、PTA)は冒涜的行為に関する注意を携帯電話サービスのすべての加入者に対してSMSで配信したことが分かった。
PTAはSMSで「いかなる冒涜的なコンテンツをインターネット上にアップロードおよび共有することは法律に基づいて罰せられる犯罪行為であり、このようなコンテンツはPTAに通報しなければならない」と配信したという。
SMSでは「いかなる冒涜的なコンテンツ(any blasphemous content)」とだけ記載しているが、実際にはイスラム教を冒涜したコンテンツに対する警告の意味合いが強い。
パキスタンは保守的なイスラム教徒が多いが、保守派と世俗派の対立に起因する事件も頻繁に発生している。
保守派と世俗派の対立は多くの場合、世俗派によるイスラム教の戒律や思想を軽視した言動が原因とされており、パキスタン政府としては世俗派に対して冒涜的行為を行わないよう警告し、保守派と世俗派の対立を避ける狙いがあると思われる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。