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SC-04Dにyakju向けAndroid 4.0.4を導入した (ブートローダアンロック不要)



GoogleはW-CDMA/GSM版のGALAXY Nexus GT-I9250 (maguro/yakju)向けにAndroid 4.0.4 Ice Cream Sandwich Version (IMM76D)のファームウェアが公開されている。
W-CDMA/GSM版のGALAXY Nexusのコードネームはmagroで、maguroにはyakju/yakjudv/yakjujp/yakjukr/yakjusc/yakjuux/yakjuvs/yakjuxe/yakjuxw/yakjuzsが存在している。
yakjuはGoogle主導でアップデート等が行われるので、基本的にアップデート等は最初に提供される。
公開されたAndroid 4.0.4のファームウェアもyakju向けである。
yakju以外はメーカーやキャリアのチェック等が入るので、アップデート等が遅れる場合が多い。
NTT docomoから販売されているSC-04D (SGH-N044)はyakjuscなので、アップデート等はGoogle主導ではない。
実際にyakjuにはAndroid 4.0.4が提供されているが、yakjuscであるSC-04DはまだAndroid 4.0.2となっている。
そこで、yakjuのファームウェアをSC-04Dに導入することにした。
今回はブートローダのアンロックをせずに、yakjuのファームウェアを導入する方法を紹介する。
当記事に記載した方法で何らかの問題が生じても当ブログは一切の責任を負わないので、自己責任で行うようにしましょう。
ファームウェアの書き換えを行うと保証は無効になり、最悪の場合は端末が起動しなくなることもあるので注意しておいてもらいたい。
端末は初期化されるので、データはバックアップしておくようにしましょう。
主な手順は下記の通り。
1. Odin3-v1.85.zipを[ODIN] IMM76D 4.0.4 yakju/maguro [REPACKS] – xda-developersからダウンロードして解凍する。
2. CF_ODIN_YAKJU_IMM76D_full.zip (Full image)を[ODIN] IMM76D 4.0.4 yakju/maguro [REPACKS] – xda-developersからダウンロードして解凍する。
※CF_ODIN_YAKJU_IMM76D_nowipe_nobootloaders_norecovery.zip (No wipe, no recovery, no bootloaders)の方はブートアニメーションがループして正常に起動しないので、間違わないように注意しましょう。
3. SC-04DをUSBデバッグモードに設定する。(USBデバッグモードの設定は設定>開発者向けオプション>USBデバッグでチェックを入れる)
4. パソコンと接続するUSBケーブルを用意し、SC-04Dの電源をOFFにしておく。
5. Odin3を実行する。
6. Auto RebootとF. Reset Timeにチェックを入れておく。
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7. ダウンロードモードでSC-04DとパソコンをUSBケーブル経由で接続する。
※ダウンロードモードは電源キーとボリュームダウンキーを同時長押しで起動。
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8. ID:COMの欄が黄色になればOdin3がSC-04Dを認識しているので、Messegeの欄に<ID:0/009> Added!!と表示されていることを確認する。
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9. PDAをクリックしてダウンロードしておいたCF_ODIN_YAKJU_IMM76D_full.zipの中のCF_YAKJU_IMM76D_full.tarを選択してスタートをクリックする。
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10. スタートをクリックするとファームウェアの書き換えが開始されて左上に緑色のバーが表示されるので、ROMの書き換えが終わるまで待つ。
11. 左上にPASS!とその下にROMの書き換えに掛かった時間が表示されたらROMの書き換えは完了で、Messegeの欄に All threads completed. (succeed 1 / failed 0)と表示されていることを確認する。
12. 端末は再起動するので、端末が無事に起動したらUSBケーブルから抜く。
13. 設定>端末情報でAndroidバージョンが4.0.4、ビルド番号がIMM76Dになっていれば成功。
アップデート適用後の端末情報は下記の通り。
モデル番号:Galaxy Nexus
Androidバージョン:4.0.4
ベースバンドバージョン:I9250XXLA2
カーネルバージョン:3.0.8-g034fec9 android-build@vpbs1 #1 SMP PREEMPT Tue Mar 13 15:46:20 PDT 2012
ビルド番号:IMM76D

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SC-04Dにyakjuのファームウェアを導入することについて、個人的に感じたメリットを挙げておく。
・最新のAndroid 4.0.4を楽しめる。
・yakjuのファームウェアなので今後のアップデートが早く来る。
・カメラ音のシャッター音を消せる。(メディアの音量設定と連動している。)
・テザリング機能が有効になる。(当然ながら隠しAPNへの切り替え等もない。)
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大きな変更点はないようだが、電源キー長押しで表示されるダイアログや設定項目の一部が変更されている。
動作面では少し滑らかになったような気がするだけで、特に大きな変化は感じていない。
yakjuにはIMM76DからマイナーアップデートとなるIMM76Iが配信されている。
IMM76Dを導入したSC-04DにもGT-I9250と同時にIMM76IがOTA配信されていることを確認している。
最近はSC-04Dの端末価格が下がっているので、試してみる価値はあるかも。

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