タイのAISが下り最大700Mbpsの4.5Gを開始、上りのCAも導入
- 2017年06月18日
- 海外携帯電話
タイの移動体通信事業者でAISブランドを展開するAdvanced Info Serviceは新技術を導入してLTEサービスを高速化し、これまでのAIS 4G ADVANCEDからAIS 4.5Gとして展開することを明らかにした。
これまで、Advanced Info Serviceはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を導入していたが、新たに256QAMと4×4 MIMOを適用する。
3CC CAはFDD-LTE方式の2.1GHz帯(Band 1)が15MHz幅、1.8GHz帯(Band 3)が15MHz幅、900MHz帯(Band 8)が10MHz幅、CA_1A-3A-8Aの組み合わせで合計40MHz幅を束ねる。
3搬送波のうち全搬送波で256QAMを適用し、15MHz幅の2搬送波では4×4 MIMOも適用して通信速度は下り最大700Mbpsとなる。
2.1GHz帯で15MHz幅を使用するエリアはタイ全土ではないため、下り最大700Mbpsのエリアは限定的となる見込み。
対応端末はSamsung Galaxy S8、Samsung Galaxy S8+、Sony Xperia XZ Premiumである。
Samsung Galaxy S8とSamsung Galaxy S8+は2017年6月前半に提供を開始したソフトウェアのアップデートを適用することで下り最大700Mbpsに対応する。
また、Advanced Info Serviceは上りのCAを導入することも明らかにしている。
上りのCAはSony Xperia XZ Premiumが最初の対応端末となる。
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