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南アフリカの携帯電話事業者Vodacomが256QAMと4×4 MIMOを導入、下り最大600Mbpsに



南アフリカの移動体通信事業者であるVodacomはLTEネットワークに新技術を実装したと発表した。

キャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)に加えて、新たに256QAMと4×4 MIMOを導入している。

3CC CAはFDD-LTE方式の2.1GHz帯(Band 1)が15MHz幅、1.8GHz帯(Band 3)が10MHz幅、900MHz帯(Band 8)が10MHz幅で、CA_1A-3A-8Aの組み合わせとなる。

3CC CAと同時にすべての搬送波で256QAMを適用し、15MHz幅の搬送波と1つの10MHz幅の搬送波で4×4 MIMOも適用することで、通信速度は下り最大600Mbpsに達する。

Vodacomはムプマランガ州のネルスプロイトに位置するオフィスで試験用のソフトウェアを搭載したSamsung Galaxy S8+を用いて通信速度を測定しており、下りの実測値は549.99Mbpsを記録したとアピールしている。

南アフリカでは商用のLTEネットワークで通信速度の実測値が500Mbpsを超えた初めての移動体通信事業者と主張しており、Vodacomにとってひとつのマイルストーンになるとのことである。

Vodacomが提供する下り最大600Mbpsの対応端末はSamsung Galaxy S8およびSamsung Galaxy S8+となり、2017年第3四半期に提供されるソフトウェアのアップデートを通じて下り最大600Mbpsに対応するという。

Vodacom

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