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中国移動が256QAMと4×4 MIMOの導入を準備、下り700Mbps超を実現



中国の移動体通信事業者であるChina Mobile Communications (中国移動通信:CMCC)の浙江省子会社であるZhejiang Mobile (浙江移動)は米国のQualcommの中国法人であるQualcomm Wireless Communication Technologies (China) (高通無線通信技術(中国))と協力して商用ネットワークと商用端末を用いて256QAMおよび4×4 MIMOのフィールドテストを実施したと発表した。

これまでキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)を商用化し、通信速度は下り最大330Mbpsで提供しているが、3CC CAに加えて256QAMと4×4 MIMOを同時に適用することで、通信速度は下り700Mbps超を実現するという。

通信速度の理論値は公表されていないが、下り最大733Mbps程度になると思われる。

浙江省の杭州市内でQualcomm Snapdragon 835 Mobile Platform (MSM8998)を搭載したSamsung Galaxy S8で通信速度の測定を実施し、下りは680Mbps近くの速度を記録したとアピールしている。

Zhejiang Mobileのネットワークでは理論値が下り最大733Mbpsとなる見込みであるが、規格上の理論値が下り最大1GbpsのLTE UE Category 16の技術を実装しているため、初めてギガビットLTE (千兆級LTE)のフィールドテストに成功したと主張している。

256QAMと4×4 MIMOを商用化する具体的なスケジュールは明らかにされていないが、フィールドテストの成功を通じてネットワークをアップグレードする能力があるとアピールしているため、遠くないうちに商用化する可能性が高い。

Qualcomm China

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