NTTドコモと中国移動通信が世界初のIoT向けマルチベンダ間eSIM連携システムを開発
- 2017年06月28日
- docomo-総合
NTT DOCOMOおよび中国の移動体通信事業者であるChina Mobile Communications (中国移動通信:CMCC)は異なるベンダ間におけるeSIM連携システムの開発を2017年6月2日に完了したと発表した。
これまでは異なる通信事業者間でeSIMを書き換える場合は通信事業者同士が同一ベンダのeSIMシステムを採用していることが条件であったが、新たに開発を完了したeSIM連携システムにより異なるベンダを採用している通信事業者間でもeSIMの書き換えを実現する。
新たに開発を完了したeSIM連携システムはGSM Association (GSMA)により策定されたRemote Provisioning Architecture for Embedded UICC3.1 (GSMAv3.1)に準拠しており、商用環境における世界初のマルチベンダ間におけるeSIM連携システムとなる。
NTT DOCOMOが採用するeSIMベンダはドイツのGiesecke&Devrient (G&D)で、China Mobile Communicationsが採用するeSIMベンダはオランダのGemaltoであり、業界大手2社間におけるeSIM連携システムの実現はeSIMによる通信事業者間の連携を促進し、世界的なIoT市場の拡大に貢献するという。
なお、NTT DOCOMOとChina Mobile Communicationsは事業協力契約に基づいて、IoT分野における様々な事業協力活動を推進しており、その取り組みで両社間のeSIM連携を検討してきたとのことである。
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