パプアニューギニアからの不審な国際電話に関して注意喚起、折り返すと通常より高額請求の可能性も
- 2017年07月03日
- SoftBank-総合
SoftBankはパプアニューギニアからの不審な国際電話に関して注意喚起した。
これまでに、SoftBankの携帯電話宛にパプアニューギニアの国番号である+675から始まる電話番号より不審な国際電話の着信が確認されているという。
着信履歴で心当たりのない電話番号への折り返し電話は行わないよう注意している。
また、パプアニューギニアへの発信は30秒あたり249円となり、折り返し電話を行うと通話料金が高額となる可能性があるため、十分に注意するよう呼び掛けている。
+675-7089から始まる電話番号より不審な国際電話の着信が相次いで発生している模様で、SoftBank以外の日本の携帯電話事業者の加入者や外国でも同様の報告が見られる。
なお、+675-70cd-efghはパプアニューギニアの携帯電話事業者であるDigicel (PNG)に割り当てられた電話番号となっている。
外国からのワン切りにはプレミアムレート番号と呼ばれる電話番号から発信されることが多く、日本で多発しているパプアニューギニアからの不審な国際電話もプレミアムレート番号から発信された可能性が考えられる。
プレミアムレート番号は日本でNippon Telegraph and Telephone East (東日本電信電話:NTT東日本)およびNippon Telegraph and Telephone West (西日本電信電話:NTT西日本)が提供していたダイヤルQ2やNTT DOCOMOが提供していたモバイルQと近く、一般的な通話料に情報料を加算して料金を徴収するため、当然ながら一般的な通話料より高額となる。
情報料は電気通信事業者を通じてプレミアムレート番号の所有者に支払われるため、プレミアムレート番号の所有者は着信を受けて通話するだけで収益を得られる。
悪意のあるプレミアムレート番号の所有者がこの仕組みを活用し、折り返し電話を受ける目的でワン切りを行っている可能性がある。
SoftBankはパプアニューギニアへの発信は30秒あたり249円と案内しているが、プレミアムレート番号であれば通常より高額となるため、折り返し電話の発信は避けることを推奨する。
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