北朝鮮でECサイトの万物商が人気、スマホでの利用も
- 2017年07月03日
- DPRK
朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)で電子商取引サイト「Manmulsang (万物商/만물상)」が人気を博していることが分かった。
北朝鮮の独立民間団体であるアリラン協会(아리랑협회)が運営するオンラインメディアのアリラン・メアリ(아리랑 메아리)を通じて報じられており、電子商取引サイトのManmulsangが消費者の間で人気を集めているという。
Manmulsangは北朝鮮全土から国家コンピュータ網と移動通信網を通じて利用可能とのことで、パソコンやスマートフォンを含めた携帯電話でイントラネットにアクセスできる環境から利用できると考えられる。
利用者は日々増加傾向にあり、1日あたりの利用者数はパソコンと携帯電話を合わせて6万人に達したという。
Manmulsangには多くの企業所が出店して商品を登録および販売しており、消費者は手軽に商品を比較して購入できるため、企業所間の競争を促進するとともに、消費者の便利で豊かな生活の実現に貢献しているとのことである。
北朝鮮ではArirang (アリラン/아리랑)シリーズやPyongyang (ピョンヤン/평양)シリーズを中心にスマートフォンの流通量が増加したことで、スマートフォンを通じてイントラネットを利用する人々も増えており、イントラネットを活用したサービスの拡充が進められている。
情報通信手段の整備が進む中で、商業の情報化が積極的に推進されており、消費者が商品を購入する方法に変化が生じている。
なお、Manmulsangは2016年第4四半期頃に開設された電子商取引サイトで、北朝鮮のYonphung Commercial Information Technology Company (延豊商業情報技術社/연풍상업정보기술사)が開発と運用を担う。
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