香港のHKTV子会社にモバイル向け地上デジタル放送の免許を交付
- 2017年07月15日
- モバイル放送
香港特別行政区の政府機関で電気通信分野などを管轄するCommunications Authority (通訊事務管理局:CA)は香港特別行政区の放送局であるHong Kong Television Network (香港電視網絡:HKTV)の子会社であるHong Kong Mobile Television Network (香港流動電視網絡:HKMTV)に対してモバイル端末向け地上デジタル放送の免許となるMobile TV License (流動電視牌照)を2017年7月13日付けで交付した。
Hong Kong Mobile Television Networkは過去にモバイル端末向け地上デジタル放送の導入を計画したものの、Communications Authorityから承認が下りず断念していた。
その後、Hong Kong Mobile Television Networkは提案内容を変更してMobile TV Licenseの取得を申請しており、Communications Authorityは提案内容を慎重に検討した結果、Hong Kong Mobile Television Networkに対するMobile TV Licenseの交付を決めた。
モバイル端末向け地上デジタル放送の規格は欧州、アジア、大洋州などで幅広く導入されているDVB-T2方式を採用する。
割り当てられた周波数は686.0~678.0 MHzの8MHz幅で、利用権の満期は2025年8月30日となっている。
Mobile TV Licenseの交付日である2017年7月13日から12ヶ月以内にDVB-T2方式の運用を開始する予定で、DVB-T2方式の運用を開始する少なくとも1ヶ月前にはCommunications Authorityに書面で報告する必要がある。
また、Communications AuthorityはHong Kong Mobile Television NetworkがMobile TV Licenseの条件を遵守するよう監督も行う。
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