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サムスン電子が2017年Q2の業績を発表、Galaxy S8シリーズの好調で過去最高益



韓国のSamsung Electronicsは2017年第2四半期の業績を発表した。

連結売上高は前年同期比20%増の61兆韓国ウォン(約6兆864億円)となり、初めて60兆韓国ウォン台の大台を突破した。

営業利益は前年同期比73%増の14兆700億韓国ウォン(約1兆4,039億円)、純利益は前年同期比89%増の11兆500億韓国ウォン(約1兆1,025億円)となった。

スマートフォン事業や半導体事業が好調で、四半期ベースの連結売上高、営業利益、純利益はいずれも過去最高を記録した。

フラッグシップのスマートフォンであるSamsung Galaxy S8およびSamsung Galaxy S8+のグローバルにおける販売好調は業績向上に大きく貢献したという。

事業部門別の業績も公表されている。

半導体部門は売上高が17兆5,800億韓国ウォン(約1兆7,541億円)、営業利益が8兆300億韓国ウォン(約8,012億円)となった。

DRAMおよびNAND型フラッシュメモリの価格上昇が続き、またSamsung Galaxy S8およびSamsung Galaxy S8+向け部品の販売に支えられ、過去最高益を記録した。

ディスプレイ事業は売上高が7兆7,100億韓国ウォン(約7,693億円)、営業利益が1兆7,100億韓国ウォン(約1,706億円)となった。

フレキシブル有機ELパネルや高付加価値液晶パネルの販売増加により前期比で業績が向上した。

スマートフォン事業やネットワーク事業などを手掛けるIM (IT&Mobile Communications)部門は売上高が30兆100億韓国ウォン(約2兆9,943億円)、営業利益が4兆600億韓国ウォン(約4,051億円)となった。

前期比で中低価格帯のスマートフォンは販売台数が減少したが、Samsung Galaxy S8とSamsung Galaxy S8+の販売が好調で、全体的なスマートフォンの販売台数は前期と同等レベルを維持した。

売上高のうちSamsung Galaxy S8とSamsung Galaxy S8+の割合が50%を上回り、収益性の高い高付加価値製品の好調に支えられて営業利益は前期比で2倍近く増加した。

CE (Consumer Electronics)部門は売上高が10兆9,200億韓国ウォン(約1兆896億円)、営業利益が3,200億韓国ウォン(約319億円)となった。

パネル価格の上昇に伴う収益性の低下、テレビなどの販売鈍化、原材料価格の上昇、米国におけるB2B市場の投資などが影響して前年同期比で業績は低下した。

2017年第3四半期の予想も公表しており、スマートフォン事業はSamsung Galaxy S8とSamsung Galaxy S8+の販売低下、中低価格帯のスマートフォンの販売を強化、Samsung Galaxy Noteシリーズの新機種の発売に伴うマーケティング費用の増加などで売上高と営業利益は前期比で減少すると見込まれている。

ネットワーク事業は主要先進国市場を対象にLTE-Advancedの通信設備の供給を拡大し、IoTなど次世代ネットワークに向けた取り組みを本格化する計画としている。

galaxys8plus
Samsung Electronics

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