クウェートの携帯電話事業者3社がVoLTEの相互接続を開始
- 2017年08月15日
- 海外携帯電話
クウェートの移動体通信事業者でZainブランドを展開するMobile Telecommunication Company (以下、MTC)、VIVAブランドを展開するKuwait Telecom Company (以下、KTC)、Ooredooブランドを展開するNational Mobile Telecommunications Company (以下、NMTC)はVoLTE (Voice over LTE)の相互接続を開始すると発表した。
VoLTEはLTEネットワーク上で音声通話を実現する技術で、高音質な音声通話や高速な発着信などを実現する。
世界のほとんどの移動体通信事業者では、これらVoLTEの恩恵を受けるためには発信側と着信側が同じ移動体通信事業者でVoLTEを利用できる必要があるが、クウェートではMTC、KTC、NMTCがVoLTEの相互接続を開始を開始したため、発信側と着信側が同じ移動体通信事業者である必要はなく、MTC、KTC、NMTCのいずれかでVoLTEを利用できる環境であれば、VoLTEの恩恵を受けることができる。
クウェートではすでにMTCとKTCがVoLTEの相互接続を開始しているが、それにNMTCが加わり、クウェートのすべての移動体通信事業者がVoLTEの相互接続を開始したことになる。
中国のHuawei Technologies (華為技術)と協力してVoLTEの相互接続を実現しており、一国の全社でVoLTEの相互接続を開始した事例は中東および北アフリカ地域で初めてである。
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