インドの電気通信局がRCOMによるSSTLの携帯電話事業買収を承認
- 2017年10月26日
- 海外携帯電話
インドの政府機関で電気通信事業などを管轄する通信省(Ministry of Communications)傘下の電気通信局(Department of Telecommunications)はインドの移動体通信事業者であるReliance Communications (RCOM)によるSistema Shyam TeleServices (SSTL)の携帯電話事業の買収を承認した。
事実上、Reliance Communicationsが主導してReliance CommunicationsとSistema Shyam TeleServicesの携帯電話事業を統合することになる。
この取引ではReliance CommunicationsがSistema Shyam TeleServicesの携帯電話事業を取得し、Sistema Shyam TeleServicesはReliance Communicationsの普通株式10%を取得する。
インド競争委員会(Competition Commission of India)はReliance CommunicationsによるSistema Shyam TeleServicesの携帯電話事業の買収を承認済みであり、ようやく電気通信局も買収を承認したことで取引の完了に向けて手続きを進める。
2017年11月の初週に取引を完了する予定である。
Reliance CommunicationsはSistema Shyam TeleServicesの携帯電話事業を買収することで、約200万件の加入者と30MHz幅の850MHz帯を取得すると説明している。
すでにReliance CommunicationsはFDD-LTE方式の850MHz帯(Band 5)でLTEサービスを提供しており、850MHz帯を追加取得することでLTEサービスの強化を実現するという。
インドでは携帯電話事業を展開する移動体通信事業者は11社も存在するが、Reliance CommunicationsとSistema Shyam TeleServicesの取引が完了すれば10社に減る。
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