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パラオのPNCCが4G LTE導入に伴う2G停波を受けて無償で携帯電話を配布へ



パラオ国営の移動体通信事業者でブランド名をPalauCelとして展開するPalau National Communications Corporation (パラオ国立通信公社:PNCC)は3,500台の携帯電話を無償配布することが分かった。

Palau National Communications CorporationはLTE方式の導入に向けて通信設備の入れ替えを実施しているが、通信設備を交換したエリアからGSM方式の運用を順次終了している。

これまでW-CDMA方式の900MHz帯(Band VIII)およびGSM方式の900MHz帯を運用しているが、FDD-LTE方式の700MHz帯(Band 28)を新たに導入する。

通信設備の交換に伴い、GSM方式のみに対応した携帯電話の利用者は携帯電話サービスが利用不可となる状況が発生しているという。

コロールとアイライで通信設備の交換を実施し、携帯電話サービスの利用者の10%に相当する1,500人も携帯電話サービスを利用不可になった模様である。

この件はパラオ上院議会の公聴会で議題となり、Palau National Communications Corporationは予想外に大きい反響で驚いたと前置きし、利用者への周知が不十分と認めた。

また、携帯電話サービスを利用不可となった利用者に無償で携帯電話を配布すると説明している。

配布する具体的な機種は明らかにしていないが、落札契約に基づいて中国のHuawei Technologies (華為技術)から3,500台の携帯電話を200,000米ドル(約2,271万円)以上で調達したという。

2017年11月8日から2017年11月10日にかけてアイライにあるPalau National Communications Corporationの本社で携帯電話を配布している。

また、上院議員はGSM方式の運用を再開するよう要求したが、Palau National Communications Corporationは技術的に可能としながらも資金調達の支援が必要と運用コスト面で課題があることを明らかにした。

パラオの携帯電話市場はPalau National Communications Corporationが独占しているが、2017年末までにPalau Equipment Company Inc. (PECI)傘下のPalau Communications & Electronics Companyが新規参入する予定である。

Pacific Note

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