エチオピアのethio telecomがアフリカ最大の携帯電話事業者に

エチオピア国営の携帯電話事業者であるethio telecomは加入件数ベースでアフリカ最大の携帯電話事業者となったことが分かった。

ethio telecomは2017年第2四半期末に携帯電話サービスの加入件数が5,734万件に達し、南アフリカのMTN Group傘下でナイジェリアの携帯電話事業者であるMTN Nigeria Communicationsを上回った。

これにより、企業グループ単位ではなく法人格単位ではethio telecomがアフリカ最大の携帯電話事業者となった。

なお、MTN Nigeria Communicationsは2017年第2四半期末時点で5,309万4,000件、2017年第3四半期末で5,030万8,000件となり、競争が激しいナイジェリアで2016年第4四半期末の6,197万件をピークに加入件数は減少が続いている。

エチオピアはアフリカ大陸でナイジェリアに次いで2番目に人口が多いが、携帯電話市場はethio telecomが独占する状況にある。

ただ、人口は1億人を突破したものの、携帯電話サービスの普及率は55%前後にとどまる。

1億超の人口を抱える国で携帯電話市場が1社独占の国は世界でエチオピアのみ、アフリカの国でも1社独占はジブチ、エリトリア、そしてエチオピアの3ヶ国、いずれも国営企業が独占する。

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