ドイツ当局、子供向けスマートウォッチを販売禁止に
- 2017年11月26日
- 海外携帯電話
ドイツのBundesnetzagentur (Federal Network Agency for Electricity, Gas, Telecommunications, Post and Railway)は子供向けスマートウォッチの販売を禁止した。
盗聴や監視に相当する機能を備える5~12歳の子供を対象としたスマートウォッチに対して措置を講じると説明している。
SIMカードを挿入可能で音声通話機能を有する子供向けスマートウォッチにおいて、アプリケーションを通じて設定や制御が可能で、保護者などが着用者や周囲の人に気づかれることなく周辺環境を聴くことができるが、このような監視に相当する行為はドイツで禁止されているという。
保護者は子供向けスマートウォッチを通じて子供の周辺環境を聴けるため、子供向けスマートウォッチは不正な送信機器とみなせるとのことである。
Bundesnetzagenturは調査の結果、保護者が教師の授業内容を盗聴する目的で、子供向けスマートウォッチが活用された事例を確認したことも明らかにしている。
ほかにセキュリティ面で懸念がある子供向けスマートウォッチも存在し、子供の位置情報などを外部から不正に特定可能で、安全性を確保できない恐れがあるとの指摘もある。
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